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【新製品】

インターネットからレシピを取得
シャープが新型オーブンレンジ発表

■URL
http://www.sharp.co.jp/sc/gaiyou/news/990615.html
http://www.zaurusworld.ne.jp/ (シャープスペースタウン)

 シャープ株式会社は、インターネット対応のオーブンレンジ「インターネット DE これつくろ!(形名:RE-M210)」を9月20日発売する。価格は98,000円。

 インターネット対応と言っても、オーブンレンジ自体に、インターネット接続機能やブラウジング機能が搭載されている訳ではなく、インターネット上から加熱時間情報などを含むレシピ情報をパソコンで取得し、専用の機器「お料理情報ボックス」を経由してレンジ側に取り込むというもの。「お料理情報ボックス」は小型で携帯可能なサイズの記録装置で、価格10,000円でレンジと同時に発売する。

RE-M210
「お料理情報ボックス」

インターネットメニュー 新製品は、素材からメニューが選べる「献立情報キー」を搭載。じゃがいも、大根、キャベツなど8種類の素材について、レンジでの調理に適したメニューをプリセットしており、ボタン1つで調理を進めることができる。そのほかに、「インターネットメニュー」ボタンが装備されており、インターネットから取得した「歳事メニュー」や「離乳食」など期間限定のレシピを利用できるというしくみだ。同社では、「献立が主婦の最大の悩みだ」としており、今回の機能はその悩みを軽減させるとしている。

 使い方は、シャープのコンテンツ情報サービス「シャープスペースタウン」サイト上の「スマートクッキング」コーナー(9月20日開設予定)で公開される約400以上のレシピから欲しいものを選んでパソコンにダウンロードし、専用の機器「お料理情報ボックス」に転送、そこからさらにレンジに転送する。「お料理情報ボックス」には、5つのメニューまで登録可能だ。なお、同社では、年内を目処に携帯端末「ザウルス アイゲッティ」でデータを取得し、「お料理情報ボックス」を使わずにレンジに直接接続してデータを転送できるようにするとのこと。

 シャープは、今回のオーブンレンジを「生活情報家電」の第1弾としている。詳細は明かにされていないが、洗濯機、エアコン、冷蔵庫などでのネットワーク連携を構想しているとのこと。技術面での目新しさや、組み合わせのおもしろさも大切だが、それ以上に、それらのヘビーユーザーである主婦への「使い方の提案」がポイントとなりそうだ。

('99/6/15)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp