■URL
http://www.SWIFTCOMM.NET/
http://www.mmc.co.jp/japanese/business/news/news990617.html
三菱マテリアルは17日、無線インターネットシステム「SWIFTcomm(Smart Wireless Internet for Field Teamwork Communication)」を開発したと発表した。企業のイントラネットやエクストラネットをモバイル利用するためのもので、高速移動時における安定性に優れるとともに、低コストでネットワークを構築できるのが特徴。
SWIFTcommはIPベースの通信システムで、ルーティングサーバー、無線基地局、無線端末から構成され、電話ネットワークのような交換機は利用しない。従来のシステムの100倍以上のユーザーを一つの基地局でカバーでき、携帯電話のネットワークに比べ、構築コストを100分の1に、維持コストを1/2に削減。ユーザーにも低料金のサービスが提供できるとしている。独自開発した「Super Narrow Technology」により、ビルの谷間や高速移動時における通信の安定化も図られており、高速道路を走る車や新幹線からの利用にも対応する。さらに、同じく独自開発した「Direct IP」技術で、接続にかかる時間を平均で1秒以内に短縮する。
同社は、2001年をめどに米国でSWIFTcommによる無線通信事業に参入する。物流・運行管理システムや、ITS(Intelligent Transport System:高度道路交通システム)にも活用できるとしている。米国に引き続き、日本での事業展開も検討する。
('99/6/17)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / ymasa@wizvax.net / 金丸雄一]