■URL
http://www.vector.co.jp/swauth/pre/index.html
ベクターは23日、製品版ソフトウェアのダウンロード販売サービス「プロレジ」を7月21日より開始すると発表した。従来より提供してきたシェアウェアの送金サービス「シェアレジ」を拡張したもので、メーカーが商品として販売したいソフトウェアをライセンスキー方式によりオンライン販売できる。ユーザーは、欲しいソフトウェアをWeb上からダウンロードするとともに、ライセンスキーをオンライン購入することで、これを利用できるようになる。
プロレジに登録したソフトメーカーは、ベクターのWebサイト上に新設されるショップコーナーで、パソコン用ソフトウェアのほか、有料サイトやメールマガジン、オンラインゲームなどのパスワードを販売できる。ベクターは、ライセンスキーやパスワードの発行・決済業務を代行する。
シェアレジが趣味などでソフトを開発・販売しているアマチュア向けのサービスなのに対し、プロレジはビジネスとしてソフトを開発・販売している法人が対象となる。扱えるソフトの価格が、シェアレジの500円~1万5,000円に対し、プロレジでは800円~3万円となり、より高額な商品が扱える(3万円以上は個別相談)。決済方法は、SSLまたはSETによるクレジット決済に加えて、コンビニエンスストアでの支払いが利用できる。ソフト購入者が負担する手数料は100円でシェアレジと同額だが、メーカーがベクターに支払う販売手数料は製品価格の15%+100円と、シェアレジの10%より高めの設定。ただし、業務提携しているYahoo! JAPAN、goo、Lycos、ISIZEなどのサイトにもショップコーナーを順次開設するとしており、強力なプロモーションが見込める。なお、法人であってもこれらの付加サービスが必要ない場合は、従来同様、シェアレジでソフトを販売することも可能だ。
('99/6/23)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]