■URL
http://www.idc.com/Data/Internet/content/NET062899PR.htm
IDCは28日、ネット商取引の市場規模に関する調査結果を発表し、2003年にはWeb上の取引金額が2003年には1兆ドルに達すると予測した。
その理由として、Webを買い物の道具として利用する人が増えることが挙げられている。1998年の時点でWeb上で買い物をした人の人数が3,100万人だったのに対して、2003年にはその数は1億8,300万人にまで増加する。しかもその1億8300万人はその時点のインターネット利用者の36%に過ぎないため、取引額は予測を越えてもっと増える可能性がある。
IDCの調査部長Carol Glasheen氏は「Web上で買い物をする人の増加、平均的な取引額の増大、そしてビジネスの物資調達のための実用的な手段としてのWebの認知などからインターネット商取引はかなり増えるだろう」と述べている。
さらに、2003年頃のインターネット経済の別の側面として、ネット利用者の米国の占める割合が減少するということも予測されている。1998年の段階でネット利用者の56%は米国以外に住んでいるが、それでも米国外のネット利用者のネット商取引に占める割合は26%に過ぎなかった。それが2003年には米国外のネット利用者は全体の65%となり、ネット商取引に占める米国の割合は半分以下になるだろう、と予測している。
('99/6/29)
[Reported by taiga@scientist.com]