■URL
http://www.ace.comp.nec.co.jp/product/1st/mobilenet/
幕張メッセで開催中のイベント「WINDOWS WORLD Expo/Tokyo 99」のNECブースでは、クライアント側のハードウェア環境に合わせてWebコンテンツの表示形態を自動的に変更するプロキシーサーバー「MobilenetServer/WEB 2.0」ほか、関連サーバー製品のデモを行なっている。
MobilenetServer/WEBは、クライアント側の端末を自動認識し、それぞれの機器に合わせて表示サイズを調整した上で、各端末にデータを転送するというプロキシーサーバー。Windows NT上で動作する。
例えば端末がハーフVGAサイズのハンドヘルドPCの場合、画像の大きさが自動的に小さくなる。モノクロ・ディスプレイなら画像データがモノクロに自動修正される。また、CompactHTMLへの変換もサポートしており、iモード対応の携帯電話向けのコンテンツも動的に生成される。
しかし、ブラウザーを自動識別する仕組みなので、Windows 98などのPC向けの汎用OSを利用している場合、ブラウザーが同じでもディスプレイのサイズが異なり、見づらくなることもある。そのため、MobilenetServer/WEBでは、ポート番号によって表示サイズを指定することも可能となっている。
また、メールサーバーにメールが着信した時、利用者の携帯電話にそれを知らせるサーバーソフト「MobilenetServer/MAIL 2.0」や、電波が切れても中断部分からデータ転送を再開できる「MobilenetServer/BASE 2.0」などもあわせて紹介されている。後者については、専用のクライアントソフトが必要となる。
いずれも今年7月に出荷される予定。
('99/6/30)
[Reported by yuno@impress.co.jp]