■URL
http://www.real.com/products/tools/slideshow/index.html (ダウンロード、サンプル、素材)
http://www.real.com/company/pressroom/pr/99/realslidefinal.html (発表1)
http://www.real.com/company/pressroom/pr/99/adobefinal.html (発表2)
http://www.real.com/company/pressroom/pr/99/corbis.html (発表3)
ストリーミングメディア最大手の米RealNetworksは29日、画像ファイルなど既存のデータからRealPlayer G2向けのスライドショーを簡単に作成するソフト「RealSlideshow」を発表した。現在、Windows版が同社サイトで無料公開されている。同社はあわせて、グラフィックソフト大手の米Adobeや米Macromedia、デジタル画像大手のカシオやKodak、Polaroid、リコー、ソニーと、RealSlideshowの配布で提携したと発表した。
RealSlideshowは、画像や説明、音楽などからスライドショーを簡単に作成できるアプリケーション。W3C勧告の標準仕様「SMIL」に基づいたプレゼンテーションを作成する。出来あがったプレゼンテーションは同社の「RealPlayer G2」で再生できる。
RealSlideshowでスライドショーを作るには、ウィンドウ上のタイムラインに沿って画像ファイル(JPEGまたはBMP)やBGM(WAV)を置いていくだけでいい。作成されたプレゼンテーションは.rmや.ram、.smiファイルなどの集まりとして出力される。
そのほか、JPEG画像のサムネイル表示や、CDやマイクからの録音など、作成のための補助機能も用意されている。また、画像をオンラインで提供しているCorbisとの提携により、RealSlideshowから「Get Pictures」ボタンをクリックするとWeb上の検索に飛び、素材画像を入手できるようにもなっている。出来あがったプレゼンテーションを公開するための機能としては、品質と帯域幅のトレードオフを表示する「download bars」や、GeoCitiesやISPなどのサーバーに転送するWizardベースのFTP発行機能などが用意されている。
RealNetworksでは、家庭や企業での利用を主に想定している。家庭ユーザーにとっては、写真アルバムや結婚式、個人の記念日や宣伝などのスライドショーを簡単に作成するアプリケーションとなる。企業ユーザーにとっては、製品の宣伝、指導、訓練、オンライン競売などのスライドショーを作成、配信するためのアプリケーションになるとしている。
なお、Adobeとの提携により、RealSlideshowは次期版のAdobe PhotoshopやAdobe PhotoDeluxe Home Editionなどに同梱される。さらに、MacromediaのWeb用グラフィックツールのFireworksに同梱されるなど、広範な提携によりRealSlideshowを推進していく。
('99/6/30)
[Reported by Hiroyuki Et-OH / masaka@impress.co.jp]