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【業界動向 / EC】

OnsaleとEgghead.comが合併、世界一のオンラインパソコンショップを目指す

 オンラインパソコン販売を手がけるOnsaleEgghead.comは14日、合併で合意したと発表した。新会社は「Egghead.com」のアドレスにまとめられ、オークションサービスはOnsaleブランドで行なわれる。両社を併せた1999年度の売り上げは5億ドルに達する見込みで、毎月300万人の利用者が訪れ、これまでに商品を購入した顧客データは280万人分になるという。

 Onsaleはパソコンや関連機器販売のほかに、テクノロジー製品のオークションで有名。一方のEgghead.comはもともとパソコンショップチェーンとして物理的な店舗を多数保有していたが、インターネットブームの到来と共にそのすべてを売り払い、インターネットでの販売に特化した戦略を採った会社。

 OnsaleのCEOのJerry Kaplan氏は「インターネットでは大きさとブランドが重要なのだ。我々の計画は簡単なものだ。一番優れたテクノロジー販売業者2つを1つにまとめて誰が見ても明らかなマーケットリーダーを造る。マーケティングのための予算をつぎ込んでEgghead.comという名前の元に1つのブランドを形作る。その結果として生じるトラフィックを、Onsaleではビジターを顧客に変える割合が高いことを利用してさらに増強する。そして重複するオペレーションコストを削減することで効率を高める、ということだ」と合併の意義について述べた。

 オンラインでのパソコン販売は常に激しい競争にさらされており、CompUSA、MicroWarehouseといった類似店舗のほかにもDell、Gatewayといった直販店もしのぎを削っている。

 なお、Onsale日本法人のオンセール株式会社では、日本でのサービスへの影響についてはまだ不明としている。

('99/7/15)

[Reported by taiga@scientist.com / masaka@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp