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【業界動向】

さくら銀行と富士通、インターネット専業銀行を設立

■URL
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/news/1999/Jul/26-4.html
http://www.sakura.co.jp/bank/

頭取と社長
さくら銀行岡田頭取(左)、 富士通秋草社長(右)

 株式会社さくら銀行と富士通株式会社は、インターネットを利用して売買決済や預金ができるオンライン専業の銀行を設立することで基本合意に達したと発表した。

 新銀行の名称は未定。開業は、2000年上期を予定している。通常の銀行と同様に銀行法に基づき設立し、預金保険機構や全国銀行協会などの組織にも加盟する予定。開業当初、100万口座の獲得を目指す。店舗は持たず本店のみで運営にあたるなど、従来銀行よりコスト軽減が見込まれるが、その分は、預金金利を通常より高めに設定するなどして顧客に還元するとしている。なお、入金方法などの具体的な利用方法は明かにされていない。

 新銀行では、主に、富士通が「InfoWeb」と「ニフティサーブ」を統合して11月から開始を予定しているプロバイダーサービス「@NIFTY」上でサービスを提供する。@NIFTYのモール内であれば、商品購入の決済が同一銀行内での振り込みと同様の感覚で行なえるという。ほかには、定期預金、為替、小口ローンなどもオンラインで扱う。営業は、24時間365日行なう予定。新銀行では、主に@NIFTY会員を対象にサービスを提供していくが、他のプロバイダーの契約者もインターネット経由の取引が可能としている。

 なお、さくら銀行では、従来からインターネットバンキングサービスを提供しているが、今後もさくら銀行の取引チャネルの1つとして継続し、新銀行のサービスを利用するには、新規に口座を開設する必要がある。

('99/7/26)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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