■URL
http://www.yankeegroup.com/webfolder/yg21a.nsf/press/C5B4B2CCB097FA16852567BB0054D4CF?OpenDocument
米Yankee Groupが2日に発表した調査報告によると、米国のパソコン所有世帯の約37%に当たる1,700万世帯以上がホームネットワークに関心を示している。ホームネットワークは、情報を転送・共有するために家庭内でパソコンや家電製品を接続する技術。同調査によると、特に2台以上のパソコンを所有する世帯の約50%が、ホームネットワークに魅力を感じている。
同調査では、米国でパソコンを所有する約2,000世帯を対象に調査を実施した。ホームネットワークに大きな関心があると答えたのは、複数のパソコンを所有する世帯、インターネットユーザー、携帯情報機器ユーザー、在宅勤務者、およびホームシアターを所有する世帯。
回答者の68%が、インターネットを利用する家族が2人以上いて同時にインターネットに接続したいと答えた。ホームネットワークが、1本の電話回線で、複数のパソコンから同時にインターネットに接続できることも魅力となっている。
Yankee Groupは、ホームネットワーク市場は新しく、まだ消費者には理解されていないものの、今回の調査で高速インターネット利用や動画・音声コンテンツなどのアプリケーションを共有したいという潜在的需要があることがわかったと語っている。
一方で、ホームネットワーク製品市場は、キラーアプリケーションの開発や、消費者へのホームネットワークの宣伝、簡単さなど、さまざまな要因に依存すると分析。キラーアプリケーションとしては、インターネット接続の同時利用で、それぞれ回答者の約34%が大きな関心を示している。その他、希望するアプリケーションとして、プリンタや動画・音声コンテンツの共有、複数ユーザーのゲームなどが挙げられた。
('99/8/3)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]