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【業界動向】

IBMと3Com、特許のクロス・ライセンス契約で提携関係を強化

■URL
http://www.ibm.com/news/1999/08/021.phtml
http://www.ibmlink.japan.ibm.co.jp/cgi-bin/PREScgiDep.pl?docid=PRES1350&caps=N&perc=90&keywords=

 米IBMと3Comは2日、ネットワークおよび通信技術について、広範な特許のクロスライセンス契約を締結したと発表した。この契約は、両社の製品開発から市場投入までの大幅な時間短縮を実現するものだと説明している。

 IBMが3Comにライセンス供与するのは、サーバーアクセス、サーバー負荷分散、ウェブキャッシング、ATM/イーサネット/トークンリング技術、ネットワークインターフェイスカード(NIC)、ネットワーク管理、ポリシーベースのネットワーク、仮想私設ネットワーク(VPN)技術など。

 一方の3ComはIBMに、ハンドヘルド機器「Palm」、NIC、アナログ/デジタルモデム技術、ネットワークハブ、ルーターおよびスイッチ、Voice over IP、LANテレフォニー技術などをライセンス供与する。

 IBMと3Comはこれまで7年間以上にわたり、事業および技術開発で提携関係を結んできた。またIBMは、3Comがシステム・オン・チップの開発期間短縮のため、「PowerPC405GP」を採用することを発表している。

 3ComのBruce Claflin社長兼COO(最高業務責任者)は「特許の共有により、3ComとIBMは、より自由に製品を開発することが可能となり、新たな情報技術市場での競争力を一段と強化することができる」と強調している。

('99/8/3)

[Reported by Hiroyuki Et-OH]


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