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【業界動向 / EC】

オンライン商取引の拡大はオフライン店鋪の売上侵食

■URL
http://www.jup.com/jupiter/press/releases/1999/0804.html

 米国調査会社Jupiter Communicationsは4日、2002年にオンライン商取引がもたらす小売り全体の売上増分は10%以下であり、オンライン商取引の伸びの大半は、実在するオフライン店鋪の売上を侵食することによりもたらされるという調査結果を発表した。

 調査によると、'99年にオンライン商取引がもたらした売上増分はわずか6%で、2002年には6.5%と若干増加すると予測している。金額でいえば、'99年にはオンライン商取引の売上高119億ドルのうち増分は7億2,000万ドル、2002年には410億1,000万ドルのうち30億ドルが増分となる。

 Jupiterでは、インターネット店主はインターネット販売によってそれほど売上が伸びていないことに気付くべきであり、インターネットをオフラインの顧客とは異なる新規顧客を獲得するための機会とするよう忠告。さらに、それぞれの利点を利用できるよう、信用あるブランド名や顧客データ、販売インフラなど、従来のオフライン資産とインターネット資産を合せ、相互に利益をもたらす付加価値のあるサービスを提供するよう勧めている。

('99/8/5)

[Reported by Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp