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セガ・エンタープライゼスは5日、同社のコンシューマー用ゲーム機「ドリームキャスト」向けのインターネット接続サービスで、米AT&T社と提携したと発表した。AT&Tのインターネット接続サービス「AT&T WorldNet Service」が、米国におけるドリームキャストの優先プロバイダーとなる。
今回の提携によりセガは、米国で今年9月に発売予定のドリームキャストについて、AT&T WorldNetの加入手続き画面をブラウザーから呼び出せるようにする。接続料金は、月10時間までの利用で月額9.95ドルのHourly Price Plan、同じく150時間で19.95ドルのStandard Price Plan、時間無制限で21.95ドルのUnlimited Price Planという3つが用意される。これは通常のAT&T WorldNetの料金体系と同じだが、ドリームキャストユーザーのStandard Price PlanまたはUnlimited Price Planの契約では、ドリームキャスト用のキーボードが無料配布されるという特典がある。
米国発売と同時にセガは、ドリームキャスト向けのオンラインサービス「セガ・ドリームキャスト・ネットワーク」を開始する。当初はゲーム情報やチャット機能、掲示板などを提供するが、来年にはリアルタイム方式のネットワーク対戦ゲームシステムも提供するとしている。
こういったオンラインサービスは、現時点では56kbpsのアナログモデム接続となるが、セガでは将来的に、ネットワークゲームがより快適に楽しめる、ケーブル回線などのブロードバンドでのサービスも視野に入れている。一方、AT&Tは傘下に米ケーブル大手を持つとともに、現在、光ケーブルによる次世代インターネット網を整備中だ。今回の提携は、AT&Tの持つこれらの高速インフラを見据えたものと言えるだろう。
('99/8/5)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH / 金丸雄一 / taiga@scientist.com]