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【業界動向】

米国郵政公社、Stamps.comとE-Stampに電子切手の販売を認可

■URL
http://www.stamps.com/company/news/19990809a/ (Stamps.com発表資料)
http://www.e-Stamp.com/our_company/pr_080999.html (E-Stamp発表資料)
http://postalcenter.yahoo.com/ (Yahoo! Postal Center)

 米国郵政公社は9日、Stamps.comとE-Stampの両社に、インターネットを介した電子切手のオンライン販売を認可した。郵政公社が民間企業に切手の販売を認可したのは、公社設立以来約80年の歴史の中で初めて。両社は、今後拡大が見込まれるSOHO市場などを中心に、電子切手を販売していく。

 両社の電子切手は、専用のソフトウェアを使用してインターネット上で購入、バーコードとして封筒やハガキに印刷して使用する。E-Stampのシステムでは、専用のソフトウェアの他、パソコンに接続する小型の専用機器が必要となる。

 電子切手は、他のアプリケーションともシームレスに連携できるという利点がある。例えば、Microsoft WordなどのワープロやOutlookなどのアドレス帳から、ドキュメントに電子切手を貼り付けて印刷することが可能。

 電子切手を推進するため、Stamps.comは、米パソコン通信最大手のAOL、大手会計ソフト会社Quicken.com、大手事務用品会社Office Depotなどと提携。各社の会員や製品利用者への普及を図る。

 一方、E-StampはMicrosoftとの提携に加え、米ポータル最大手のYahoo!に優先切手販売会社として選択され、「Yahoo! Postal Center」を通して電子切手を販売すると発表。さらに、AOLやCompaq Computerなどとも、電子切手の販売で提携している。

('99/8/10)

[Reported by Hiroyuki Et-OH / taiga@scientist.com]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp