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インターネットセキュリティーソフト市場は速い速度で増大しており、今年末までに44億ドル市場になるとの調査結果をIDCが発表した。
インターネットセキュリティーソフト市場は1998年末に32億ドル規模になり、これは1997年に比べて43%の伸びだった。今年末までにこの市場が44億ドルになると、今年の伸び率は39%となり、この市場が速いスピードで発展していることが分かる。
市場占有率では、Network AssociatesとComputer Associatesの両社でそれぞれ17.1%、16.5%と利益のほぼ3分の1を占めており、Symantecがその後を追っている。
地域別に見ると、米国が市場の54%を、西欧が28%を占めている。
また分野別に見ると、認証・管理製品が16億ドルと最も大きな割合を占めており、この分野は2003年までずっと割合として最も大きな市場となることが予測され、そのときの市場規模は37億ドルとされる。また、最も成長率の高い分野はファイアーウォールで、この分野は1997年から1998年の間に80%の伸び率を示し、4億4,200万ドル規模となった。この伸び率は今後も続くと思われ、2003年には15億ドル規模の市場になることが見込まれる。
このように、インターネットセキュリティーソフト市場は今後も高い伸び率を占めることが予測され、2003年には83億ドル市場になるとIDCでは予測している。
('99/8/11)
[Reported by taiga@scientist.com]