■URL
http://www.web3d.org/news/pressreleases/pr990810b.htm
Web3DコンソーシアムはW3Cに参加することを明らかにした。Web3DはもともとVRMLコンソーシアムと呼ばれ、Web上で3Dグラフィックスを使うための技術仕様を開発している。
現在Web3Dが開発しているのは「X3D」と呼ばれる技術だが、小さいクライアントにでも3D技術を搭載でき、ストリーミング技術に3Dを取り入れたり、組込機器で3Dを使えるようになることが目標となっている。
今回のW3Cへの参加によって、既存のW3C技術をX3Dに統合することが当面の目標となる。例えば、XHTMLを用いてコンポーネントを定義したり、2Dページを取り扱うためにXMLを利用し、2Dベクターグラフィックスを扱うためにSVGを利用し、スクリプトやアプリケーション間の通信のためにDOMを使うといったことだ。
それでもX3Dは過去のVRML97との互換性を維持する予定だ。そして早めにX3Dの仕様を提出して、W3Cでの審理に入りたい考えだ。
X3Dの初めてのデモはSIGGRAPH99で行なわれる予定で、最初のドラフトは今年末までに提出される予定となっている。
('99/8/16)
[Reported by taiga@scientist.com]