デジタルデータのセキュリティーや認証技術の開発を手がけるグローバル・フレンドシップは、東京都台東区で本年9月から域内無線LANを利用したネットワーク実証実験を行う。これにより実験参加者は、電話料金がかからずに同ネットの実験参加費用のみでインターネットに常時接続できる。
実験は、台東区谷中地域参加型高度情報化教育実証実験と称し、略称は「YES-プロジェクト」。電子商取引実証推進協議会(ECom)やKDDコミュニケーションズなども実験に参画している。当初は、谷中小学校にホストをおき、同生徒や半径1km内の住民等を対象に、校内や家庭(地域)の情報化を準備。その後、育児・教育相談やネット電話、地域情報など情報交換を開始し、情報教育も行なっていく。そして、2001年9月には実験を終了しサービス提供等の判断を下す予定だ。
利用者の負担は、パソコンの準備のほかに実験参加費用として年会費5,000円(初回募集60ユーザーは初年度分無料)、月額利用料3,000円、実験参加用無線LANアンテナ・一括払い40,000円(分割可)がかかる。同社では「告知はほとんど行なわなかったにもかかわらず、問い合わせが殺到し驚いている。将来的にはエリアをもっと拡大しゲーム機の端末利用も含め低利用料金での本格サービス開始を目指す。」としている。
('99/8/18)
[Reported by betsui@impress.co.jp]