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【業界動向 / 音楽配信】

「MP3以外」の標準音楽フォーマットをめぐる争いが激化
MicrosoftがWMAをアピール

■URL
http://www.microsoft.com/windows/windowsmedia/download/
http://www.microsoft.com/presspass/press/1999/Aug99/SonicFMSpr.htm
http://www.sonicfoundry.com/

 Microsoft社のデジタルメディア配信プラットフォーム「Windows Media Technologies 4.0」の正式版発表とともに、米Sonic Foundry社の「Siren」など、Windows Media Technologiesに対応した新たな音楽管理ソフトが発表されている。Microsoft社のサイトでは、Sirenも含め、Windows Media Technologies対応製品を一覧で紹介するなど、音楽配信での標準の地位獲得に向けアピールを開始した。

 Sonic Foundry社のSirenは、CD音源のエンコーディングや音楽ファイルの管理機能を備えたジュークボックスタイプのソフト。現在使用期限付きのβ版をダウンロードできる。Windows Media Technologiesで使用される音楽フォーマットであるWMA(Windows Media Audio)形式へのエンコードが可能で、携帯音楽プレーヤー「Rio」へのファイル転送機能も備えている。ほかには、最新バージョンのv4.1でWMA形式に対応した音楽管理ソフト「MusicMatch Jukebox」、Rioの次期モデル「Rio 500」にバンドルされる予定の「RioPort Audio Manager」などが「Windows Media Audio Jukeboxes」として紹介されている。また、再生ソフトについては、「Windows Media Player」の最新バージョンは当然のこと、MP3再生ソフトとして人気の「Winamp」、「Sonique」なども「Windows Media Audio Player」として紹介されている。

 なお、先日、RealNetworks社から発表された音楽管理ソフト「RealJukebox」は、WAVやMP3、RealAudio、Liquid Audioなど数種のフォーマットに対応しているが、WMAには対応していない(本誌8月10日号参照)。現状で、将来発売が予定されている携帯音楽プレーヤーも含めて、多くの機器/ソフトに対応しているのフォーマットは「MP3」だが、各社のデジタル音楽関連ソフトを見てみると、MP3以外では、「Real/Liquid陣営」と「WMA陣営」とに分かれつつあるといってよさそうだ。

('99/8/18)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp