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http://research.goo.ne.jp/index2.html
ポータルサイト「goo」は、「SOHO」に関するアンケート調査を実施し、その結果をWeb上で公表した。同調査は、6/5から6/28まで一般参加型調査「gooリサーチ」上で実施されたもので、有効回答数9,121名を得た。
同調査によると、回答者のSOHOに対する関心度は高く、今後SOHOをしたい、または興味があると回答した人は計8,318人(91.2%)に上った。実際にSOHOをしている人は回答者の8.8%で、約半数が1997年以降に創業、今年に入って開始した人も16.8%いた。年齢別では30~34歳が最も多く(26.1%)、次いで20~24歳(21.7%) となっている。SOHOを始めた経緯としては、「以前勤めていた会社とは関係を持たずに創業した」(29.1%)が最も多く、次いで「個人で仕事をしている内にSOHO事業を始めていた」(24.3%)とベンチャー型が多数を占めた。
一方、SOHO経営の難しさも同調査は報告している。たとえば、事業規模では、個人で経営している人が54.4%を占め、売上規模も50万円以下の事業者が約25%、500万円以下では事業者全体の約過半数に上る。さらに、SOHO事業者の資金調達は依然厳しく、創業にあたり自己資金を使ったと回答した人が64.5%で、政府・民間系金融機関またはベンチャーキャピタルから資金を調達したのはわずか13.8%にとどまっている。
同調査では、SOHOの阻害要因として「営業の仕方がわからない」「資金不足」「FAX、インターネット等の環境が整わない」「会社が認めない」「コンスタントの収入が見込めない」などを挙げている。
('99/8/19)
[Reported by kokubu@impress.co.jp]