■URL
http://www2.heian.ac.jp/col/adm-cen/inetadm.html
大阪府高槻市の平安女学院大学は、2000年度入試において「インターネット入試」を実施すると発表した。9月10日から同学校のサイト上で課題を掲示し、受験生はWebを利用して作文などを提出する。募集学科は、英語コミュニケーション学科(20名)、生活学科衣生活専攻(9名)など。
インターネット入試は、課題作文の提出と試験官からのコメントの返信にインターネットを利用するというもの。やりとりは、受験生に発行されるIDと、Webベースのメールシステムを利用するので、メールアドレスを持っていない受験生でも、Webを閲覧できる環境があれば受験できる。課題作文の提出後は、試験官との間で数回に渡りやりとりを進め、最終的に行なう面接で合否を決定するという。
課題のやりとりをインターネット上で進めることについて、「なりすまし」等の恐れはないか聞いてみたところ、平安女学院側では、「やりとりを数回行なうので“ひやかし”は逃げていくだろう。また、最後の面接では、面接官がそれまでのやりとりをすべて把握しているので、(本人が課題をやったかどうか)見破れる」としている。また、インターネット入試については、「この方法は、従来の試験より手間のかかるもの。そんな手間を選んで試験を受ける学生を採りたい」としている。なお、同短大では、2000年4月に4年生大学の「平安女学院大学」を開学する予定だが、そちらでも将来的には、インターネット入試を導入する計画だという。
('99/8/20)
[Reported by okiyama@impress.co.jp / 古川泰弘]