郵政省は、2000年度中に「インターネット国勢調査」を実施することを明らかにした。調査項目は、インターネット利用者人口や利用状況などになる予定だが、予算も含めて詳細は省内で検討中とのこと。
郵政省では、6月に「平成11年版 通信に関する現状報告(通信白書)」を発表しており、その中で平成10年度の日本の15歳から69歳までのインターネット利用者は、1,694万人と推計している(本誌6月21日号参照)。この数字は、総務庁の「人口推計月報」と郵政省による「機器利用調査」から割り出したものであるが、例えば、日本インターネット協会らが発行した「インターネット白書」では、インターネット人口は約1,508万となっており、現在の日本のインターネット人口については、調査方法により異なった結果が並んでいる状態だ。
郵政省では、「インターネット国勢調査」の実施の意図について「より精度の高い統計を出すため」としている。
('99/8/20)
[Reported by okiyama@impress.co.jp / ymasa@wizvax.net]