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http://www.qwest.com/press/story.asp?id=145
米長距離通信4位のQwest Communicationsと地域通信大手のUS Westは19日、合併計画の承認について、米連邦通信委員会(FCC)およびコロラド、ミネソタ、モンタナ、ユタ、ワイオミング各州の委員会に申請したと発表した。これは、8月12日に米証券取引委員会(SEC)および米司法省に申請したことに続く措置。両社は、合併承認に向けた株主総会を9月末にも開催し、2000年4-6月期に合併が完了する予定。
US Westは、光ファイバー通信網を運営するGlobal Crossing社による買収に合意していたが、Qwestが6月13日に買収を提案(本誌6月15日号参照)し、Globalよりも買収金額を引き上げたことにより、7月18日にQwestが347億ドルの株式交換で買収することで合意した。
QwestはUS Westとの合併により、長距離通信と地域通信の双方を提供できる強みを生かし、長距離通信上位のAT&TやMCI Worldcom、Sprintに対抗していく。両社の顧客は合わせて2,900万人となり、これら上位各社に比べ、より広帯域の光ファイバー通信網を提供していくとアピールしている。両社を統合した光ファイバー通信網は、米国および世界で総距離約400万マイルにおよび、2000年には年間売上185億ドル、年間利益74億ドルを見込んでいる。
('99/8/20)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]