Penn State Universityキャンパスで今週、学生のスケジュールを管理し、必要な情報を提供するサービス「egenda.net」が始まった。このサービスは同大学のすべての学生、教授、職員に対して無料で提供される。
これはWebベースのサービスで、授業が行なわれる教室、時間、シラバス、サークル情報、就職情報まで、およそ学生が必要とするであろう情報をまとめてカスタマイズして提供する。
現在はPenn State Universityで試験運用されているが、egenda.netでは今後米国内の40の大学、225,000人の学生を対象にサービスを拡大する予定だ。そのときには、特別なソフトや機器なしに、大学別に特有の情報を提供することになっている。
このサービスは無料だが、一体どこから利益を得るのか。egenda.netのCEOでPenn State Universityの卒業生でもあるAnthony Bifano氏は「学生はすでにCD、コンサートのチケットや旅行をオンラインで買っている」と述べて、18歳から24歳までの学生という狭いセグメントを対象にしたE-Commerceが出来るようになると考えている。
('99/8/23)
[Reported by taiga@scientist.com]