■URL
http://www.iij.ad.jp/IPv6/index.html
インターネットイニシアティブ(IIJ)は23日、同社の専用線サービス「IIJインターネットサービス」「IIJエコノミーサービス」の利用者を対象に、IPv6の実験サービスを開始した。利用者にIPv6アドレスを割り当て、IPv6 over IPv4トンネルにより、IPv6の実験ネットワークである「6bone」へ接続できるようにする。IPv6の接続サービスを提供するのは、商用インターネットサービスとしては日本で初めてだという。
実験サービスで割り当てられるアドレス空間は/48(128ビットのうちの下位48ビット)。サブネット6万5,536個分にあたり、各サブネットには2の64乗個のアドレスを割り当てることができる。実験サービスの利用者は、現行のIPv4アドレス全体より大きいという、この広大なアドレス空間を利用してネットワーク実験が行なえるようになる。
提供期間は2000年3月31日までを予定。上記サービスの利用者であれば、アドレスの割り当てによる追加料金は発生しない。なお、割り当てられるIPv6アドレスは、IIJがレジストリから割り当てられたものの一部で、実験終了後は返却してもらう予定となっている。
('99/8/23)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / ymasa@wizvax.net]