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日本オラクル株式会社は、インターネット端末「NCTV」用最新ソフト2種類を発表した。新たに発表されたのは、NCTVを使ってサービスを提供するプロバイダー(ISP)向けの「Liberate Connect ISP Suite 1.5J」と、開発者向けの「Liberate TV Card SDK 1.1J」で、いずれも米Liberate Technologies社(旧NCI社)の開発によるもの。
Liberate Connect ISP Suite 1.5Jは、NCTVによるサービスを構築するために必要なソフト。Oracle社のデータベース「Oracle8」との連携による、ユーザー認証、アカウント管理などの機能のほか、パフォーマンスの改善、セキュリティの強化などが図られている。Sun Sparc Solaris 2.6、Windows NT対応で、価格1,730万円から(500ユーザーライセンス)。
Liberate TV Card SDK 1.1Jは、NCTVによるインターネット接続に必要な「TVカード」の開発ツール。TVカードは、ISPへの接続/登録機能やID機能などを備えたICカードだが、TV Card SDK 1.1Jでは、サービス提供者が独自のデータをカードに登録するなどカスタマイズすることが可能だ。価格は180万円。
ほかには、日本ソルテック株式会社によるISDN対応NCTV端末「ETV-2000 2.2J」が発表されたほか、キヤノン、日本ヒューレット・パッカードがプリンター4機種のNCTV対応を発表した。
日本オラクルでは、NCTV販売のターゲットを「ISP・CATV」、「自治体・JA」、「マンション・ホテル・家庭」「金融・流通」の4市場に定めており、2000年5月までに日本国内で20万ユーザーライセンス獲得を目標としている。
('99/8/23)
[Reported by okiyma@impress.co.jp]