■URL
http://www.aol.com/aim/home.html
AIM 3.0 |
オンラインサービス大手の米America Onlineは24日、インスタントメッセージソフトの新版「AOL Instant Messenger (AIM) 3.0」を無料公開した。
新版では、最新ニュースや最新の株価情報を表示するティッカー機能が提供された。また、メッセージを送るときにユーザーを表すアイコン「Buddy Icon」をいっしょに送れるようにもなった。ほか、インターネット再接続後に相手と自動接続する機能など、さまざまな新機能が用意されている。ただし、ティッカー機能などいくつかの機能は、プロキシーに対応していないため、企業内などでは利用できない場合がある。
AOLによると、AIMの登録者は現在、AOLの会員3,000万人とAIM登録者3,000万人を合わせ、4,500万人に達したという。さらに、これらの利用者間で交わされる1日のメッセージ数は、4億7,500万メッセージに及ぶ。
しかしMicrosoftが類似のソフト「MSN Messenger」を公開し、AIMとの接続機能を提供しため、両社は競合関係に入っている。そのためAOLでは、Apple、EarthLink、MindSpring、Juno、Novel、Lotus、Sametime、RealNetworksと相次ぎ提携している。
一方のMicrosoftも、業界他社と共にIETFにインスタントメッセージの規格IMPPを推進し、標準化を狙っている。ただしAOLも今回の発表にあたり、「今までどおり、IETFでの標準化作業に協力する」と語っている。
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('99/8/25)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]