■URL
http://www.tumbleweed.com/press/twpres67.htm
Tumbleweed Communicationsは24日、同社のサーバー経由でのファイルの受け渡しサービスに、マーケティングを補助する機能を付加したIME Personalizeを発表した。
Tumbleweedのシステムでは、通常の電子メールよりも安全に、多量のメッセージを送ることができる。例えば、どこかに銀行の取引明細書を送ろうと思う人は、手元のTumbleweedのソフトに相手先のメールアドレスを記してIMEサーバーにデータを送る。すると、相手にはIMEサーバーの中のURLが通知される。データを受け取りたいと思えば、ブラウザーを通して暗号化された通信路でデータを受け取ればよい。
今回発表されたIME Personalizeは、相手にメッセージを送る際に、相手のプロフィールなどを自動的に分析し、適当な顧客に対してダイレクトマーケティングが出来るようにするというもの。例えば、銀行が顧客に取引明細書を送ろうと思う場合、一定額以上の預金がある顧客に対しては、有利な投資計画書を同時に送ることができる、と言った具合。しかも、郵送のダイレクトメールや電子メールと違って、興味がない場合はダウンロードしなくても良い点もメリットとなりそう。
Tumbleweedのシステムは銀行、証券会社、法律事務所など、その性質上高度の個人情報を扱う場所で多く用いられているが、今回のこのマーケティングシステムはそのメリットを生かしたものといえそうだ。
('99/8/25)
[Reported by taiga@scientist.com]