日本テレコムは、加入者系無線アクセスシステム(Fixed Wireless Access:FWA)を利用した低価格の中小企業向け通信サービスを、早ければ年明けにも開始する。これに先立ち10月より、ODN常時接続の実験サービスを東京、大阪などで開始する。
半径1kmをカバーする新型の無線基地局をJR駅などに設置、一つの基地局で複数のユーザーを接続するP-MP(Point to Multi Point)方式により、通信コストを抑えることができる。回線速度は0.5M~10Mbpsで、26GHzの周波数帯を利用。料金は未定だが、競合各社よりも低価格に抑えたいとしている。また、小型の加入者側収容装置を今年度内にも開発・量産化するとともに、将来は基地局を増やして家庭向けサービスも展開する方針だ。
('99/8/25)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]