■URL
http://rmail.netvillage.co.jp/
ネットビレッジ株式会社は、企業内のインターネットメールをNTTドコモのiモードで読める「リモートメール法人向けサービス」を9月より開始すると発表した。料金は、サーバー単位の契約で、2万円/月。サーバーあたりの利用者数に制限はないが、リモートメールの利用者ごとに200円/月。ほかに、パケット料金やiモードの基本料金などは別途必要になる。
ネットビレッジでは、現在、一般利用者向けにプロバイダーなどのメールが読める「リモートメール」サービス(200円/月)を行なっているが、企業などファイアウォールで閉ざされている場合は利用できない。今回のサービスは、企業の管理者が、リモートメールのサーバーに対してのみPOPのアクセスを許可するように設定しておき、さらにリモートメールサーバーで人や携帯電話を特定する認証を行なうことで、ファイアウォールを利用している企業内のメールでも読めるようにするものだ。
企業で採用した場合、利用したい社員はメーリングリストに登録するのと同様に、特定のアドレスにコマンドとパスワードを送って自動登録する。新たなメールサーバーやシステムを導入することなく利用できるので、管理者の手間もかからなくて済む。
プロバイダーなどのメールをiモードで読めるサービスは、いくつか無料のものも出始めているが、リモートメールでは、任意のファックスへ転送出力ができるサービスなど、ほかのサービスにはない機能を持つ。8月20日現在で、1万人を越える利用者がいるとのことだ。
('99/8/25)
[Reported by junko@impress.co.jp / ymasa@wizvax.net]