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スパム除去サービスを提供する米Brightmailは26日、米AT&Tが運営するプロバイダーのAT&T WorldNetが、大手プロバイダーで初めてBrightmailの「Anti-Spam」サービスを提供すると発表した。AT&T WorldNetは、同サービスを年末までに加入者に無料で提供する予定。
Brightmailのスパム除去サービスでは、3,500万件ものアドレスを格納したデータベース「Probe Network」により、リアルタイムに受信メールをフィルタリングする。さらに、疑わしいアドレスを自動的に検知し、「Brightmail Logistics and Operations Center」（BLOC）に転送して分析する。スパムと判定されれば、データベースが更新される。
フィルタリングされたスパムは、利用者の「Brightmail Inbox」に置かれ、最大30日間保存されるため、必要なメールが含まれていないか調べることもできる。また、スパムを受信した日付けなどの概要が、定期的に配布される。
さまざまなプロバイダーの見積もりによると、スパムの割合は受信メール全体の5～25％にもなるという。スパム除去機能がついた電子メールソフトもあるが、GartnerGroupの調査によると、電子メール利用者の74％が、プロバイダーがスパムを規制すべきだと考えているという。AT&Tでは、このような利用者の要望を背景に、競合他社と差別化する付加価値サービスとして導入するものと思われる。
('99/8/27)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]