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http://www.arbitron.com/article1.htm
調査会社の米Arbitron NewMediaは2日、インターネット放送のリスナーは、そうでないネットワーク利用者に比べ、インターネットを頻繁に利用しているという調査報告を発表した。
調査によると、インターネット放送のリスナーのオンライン販売利用率が43%に上る一方、そうでない人のオンライン販売利用率は30%にとどまる。また、インターネット放送のリスナーのブックマーク利用率は70%だが、そうでない人では46%。さらに、オンラインラジオのリスナーはそれ以外の人に比べ、3倍もラジオ放送サイトを訪問しているという。
また、今年にはインターネット放送が広告媒体として認知されるようになり、インターネット利用者の29%にあたる約3,100万人が広告主のサイトにアクセスしているという。
一方、インターネット放送のリスナー全体はWeb利用者の最大30%に達しているものの、まだ日常的にはなっていない。Web利用者の3人に1人がインターネット放送を聴いたことがあると回答したが、過去1カ月以内に聴いたと答えた利用者はわずか10%だった。
ただしWeb利用者は、ストリーミング音楽配信の複数の媒体に興味を示している。デスクトップにアイコンを置いて好きな番組に自動的にチューニングするタイプは59%と人気があり、カスタマイズして自分の放送局を作ることには53%が、世界中のたくさんの放送局をリンクすることには55%が興味を示していると回答した。
('99/9/7)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]