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■URL
http://www.digicube.co.jp/ir/japanese/news/dctkaihatu.html
株式会社デジキューブは8日、衛星通信方式の多機能なコンビニ向け自動販売端末「デジタルコンテンツターミナル（D.C.T.）」を発表した。11月中旬から3か月間、販売実験を実施する。まずは、音楽やブロマイドの販売、デジタルカメラのプリントサービスから始める。ブロマイドでは有名タレントやアイドルのものを（サンプルとしては安室奈美恵をプリント）、音楽では著名アーティストの旧譜（約100アーティスト・約200曲）と国内外インディーズアーティストの楽曲（約アーティスト・約1,000曲）を販売する。
D.C.Tには、MDレコーダーや写真画質のカラーデジタルプリンタ、スマートメディアドライブ、メモリースティックドライブなどが内蔵されている。通信衛星から配信された音楽データや画像データを格納し、MDに録音したりブロマイドとして印刷したりして販売する。また、スマートメディアやメモリースティックなどのデジカメデータを自分でプリントするサービスにも対応している。操作はタッチパネルまたは音声認識による。
衛星から端末までの配信はつねにスクランブルを施す。2000年夏に計画されている本格稼動時には、電子透かしを使ってコンテンツを保護するという。音楽配信についてはSDMIの技術標準にも対応予定。
実験時の端末設置場所は、コンビニの「ファミリーマート」「サークルケイ」「サンクス」、レンタルショップの「TSUTAYA」、ライブハウスの「赤坂BLITZ」、ファーストフード店、レコード店など都内を中心に約40店舗を予定している。
デジキューブでは、将来的にはメジャーアーティストの楽曲の販売や試聴、コンサートチケットの予約、メモリースティックなどへの楽曲ダウンロード販売などにも対応していきたいと語っている。また、アプリックスの開発したカーナビ用WWWブラウザーと連動し、ラジオで流れた曲をインターネット経由で最寄の店舗に予約し購入するといった構想も語られた。
('99/9/9)
[Reported by masaka@impress.co.jp]