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【新技術】

NTT、感情のこもった合成音声技術「WebMessenger」開発

■URL
http://www.ntt.co.jp/news/news99/9909/990910.html

 日本電信電話株式会社(NTT)は10日、口調を自由に変えられる合成音声とCGアニメーションを組み合わせて感情のこもった表現を可能にするインターフェイス技術「WebMessenger」を発表した。「WebMessenger」はWWWブラウザーに組み込んで利用する。

 「WebMessenger」は、文意に応じて合成音声の口調を自在に編集することができる。さらに、50~60パターンのCGアニメーションを自由なタイミングで連動させることができる。例えば、ささやくような「おはよう」と、元気いっぱいの「おっはよ~!」を使い分けたり、「頑張ります」という言葉に「しぶしぶ」のしぐさのアニメーションなどを組み合わせた表現ができる。

 閲覧者は、あらかじめ作品の素材にあたる合成音声データ、CGアニメーションデータ、発信者が作成したCGアニメーションデータなどを自分のパソコンにインストールしておく。発信者は、作品の設計図にあたる音声・動画のインデックス情報のみをHTMLファイルに添付する。この結果、データそのものの伝送に比べて、データ量をおよそ1/120まで軽くすることができる。

 閲覧側では、「WebMessenger-Player」がインデックス情報に従って音声・動画データを再構成し作品を再生する。なお、「WebMessenger-Player」の配布方法などについては現在のところ未定である。

('99/9/10)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]


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