■URL
http://www.kccs.co.jp/news/release/news/990916.html
http://www.ddi.co.jp/release/990916a/index.html
京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)と、第二電電株式会社(DDI)は、共同で、企業向けにECソリューションを提供する「DATA Center」を設立した。
DATA Centerでは、コンテンツプロバイダーなどの企業を対象に、EC用サーバーや認証、課金、決済システムなどの構築といったECソリューションを一括して提供する。料金は最小規模で月額10万円から。ここでは、パソコンユーザーだけではなく、モバイル系のユーザーもECサービスの対象としている点が特徴。DATA Centerの利用企業は、コンテンツを1つ作成するだけで、DDIグループの提供するWAP準拠のサービス「EZweb」(IDOの「EZaccess」も含む)や、PHSでインターネットメールの送受信ができるサービス「PメールDX」などのユーザーに向けてコンテンツを提供できる。
DATA Centerを利用したサービスとしては、KCCSと京セラマルチメディアコーポレーションが共同で提供する新サービス「ドリームカフェ」が発表されている。これは、DATA Center内に設置されたデータベースに自分専用ページを開設できるサービスで、伝言メッセージなどを、パソコン、携帯、PHSのいずれからも利用できるというもの。また、京セラのTV電話機能付きPHS「ビジュアルホン」を利用した「お見合い仲介サービス」(結婚情報センターにより10月からサービス開始予定)においても、DATA Centerの利用が決定している。
なお、NTTドコモの「iモード」への対応については、同社では、「技術的には対応可能。要望があればやる」としている。
('99/9/16)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]