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【セキュリティ】

米Network Associates、2000年問題の修正を偽装したY2Kウイルスへの対応策

■URL
http://www.nai.com/asp_set/about_nai/press/releases/pr_template.asp?PR=/PressMedia/09201999-C.asp&Sel=583
http://www.avertingy2kviruses.com/

 コンピューター・セキュリティ大手の米Network Associatesは20日、出現が予想されている、2000年問題の修正を偽装した「Y2Kウイルス」への対応策を発表した。

 同社はまず、300人以上の熟練技術者が週7日24時間体制でサポートを提供する「Millennium Support Program」を導入する。ウィルスの攻撃を受けた場合には、同社のアンチウィルス緊急対策チーム (AVERT)から直接のサポートを受けられる。企業向けのPrime Support Enterprise契約者には無料だが、1999年12月25日から2000年1月7日に追加サポートを受ける場合には有料とする。

 同社はまた、Y2Kウイルスの検出ツール「ViruLogic」を提供する。ViruLogicでは、ウィルスの活性化に使われるクリスマスから1月1日の日付を探し出す。同技術のエンジンには、ウィルスのような振る舞いをチェックし、システムにウィルスがなく正常に機能するかどうかを確認する、自己発見的な技術を使用する。

 さらに、同社のAVERTはY2Kウイルス専用サイトを開設。同サイトには、ウィルスから自己防衛する方法を説明した「Y2K Virus Security Best Practices (AVERTing Y2K Viruses)」、およびマクロウィルスを防止する方法を説明した「Free Anti-Virus Tips」の2つの文書を掲載する。同社は、このようなウィルスを防止するために、添付ファイルを開いたりダウンロードする際に必ずウィルスチェックをするよう警告している。

('99/9/21)

[Reported by Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp