■URL
http://www.hackpcweek.com/
米Ziff-DavisのPC Week Labsは20日、LinuxとWindows NTとのセキュリティ試験のため、双方のOSで作成したWebサイトを開設し、1ヵ月間に渡りハッカーからの挑戦を受け付けると発表した。
PC Week Labsは、Windows NT上でInternet Information Server(IIS)が動作するシステムと、Red Hat Linux 6.0上でApacheが動作するシステムを用意し、各システムで分類広告のエンジンを稼働させる。双方のシステムで、サイトへの侵入、ホームページの書き換え、分類広告エンジンからユーザー情報を盗み出すという挑戦を受ける。
各OSへの挑戦回数やセキュリティ比較の結果などは、今後出版されるPCWeek誌に掲載予定。このセキュリティ試験は、ハッカーが全ての挑戦に成功した場合に終了とし、そのハッカーには、賞品として1,000ドル相当のコンピューター関連機器を提供する。
Computer Security InstituteおよびFBIの調査によると、インターネットを介した企業への攻撃は3年連続して増加、1996年には企業の37%が、1998年には企業の57%が攻撃を受けたと報告。今年の被害総額は、既に1億ドルを突破している。このような被害を少なくするためには、セキュリティが高いOSを選択することが重要となる。
('99/9/21)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]