米Desktop.com社は20日、ユーザーが自由にカスタマイズできる“デスクトップ環境”をインターネット上で無料提供するサービスを開始した。現在公開中のベータ版では、ブックマーク、スケジューラー、ニュースリーダーなどの機能が用意されており、インターネットを利用できるパソコンであれば、世界中どこからでも自分のデスクトップに接続できる。
ユーザー名、パスワード、本名、メールアドレスを登録するだけで、自分用のデスクトップが用意される。専用ソフトやプラグインは不要で、現時点ではInternet Explorer 4以上をインストールしたWindowsマシンであれば利用可能。Netscape Navigator 4.06以上にも対応する予定だ。登録後、Desktop.comのWebサイトでユーザー名とパスワードを入力してログインすると、独自のインターフェイスによるデスクトップが表示され、アイコンやプルダウンメニューからアプリケーションを起動できる。デスクトップに写真や音声ファイルなどを保管しておくことも可能で、1ユーザーあたり10MBのスペースが用意されている。他のDesktop.comユーザーとファイルを共有することも可能だ。
スケジューラーやメーラーなどの機能をWeb上で提供するサービスはすでにいくつも登場しているが、Desktop.comでは、特定の機能を提供するのではなく、Webアプリケーションを動かすプラットフォームを提供する。他社ベンダーによる対応アプリケーションの開発を促すため、この秋にはAPIも公開する予定だ。
('99/9/22)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]