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【新サービス】

検索サービスGoogleが正式公開、関連情報を示す新機能も

■URL
http://www.google.com/
http://www.google.com/pressrel/pressrelease4.html

 検索サービスのGoogleは21日、これまで続けてきた公開ベータテストを終了し、正式に公開した。この公開に伴って、検索結果の関連情報を示す新機能「GoogleScout」も発表された。

 Googleはスタンフォード大学の大学院生によって1998年に設立されたベンチャー企業。その高速で高度な検索機能は注目を浴び、大手ベンチャーキャピタルのKleiner Perkins Caufield & byersやSequoia Capitalなどからも投資を受けている。最近ではベータテスト中でありながらNetscapeのNetcenterの検索エンジンとして採用されたことで話題になっている。

 Googleは集めたページの中身をフォント、段落、語句の位置などから分析したり、隣り合うページの中身から類推することによって、出来るだけ検索語に近い検索結果を返す。さらに、検索結果の重要度を測る「PageRank Technology」を開発。方程式を解くことによって検索語に対するそのページの重要性を判断する。GoogleではページAからページBにリンクが張られている場合、ページBに対してページAが1票を投じているものと判断し、こうしたデータを積み上げることによってより重要度の高いページを見極めることが出来る。こうした分析の結果評価の高かったページは、検索の時により上位に表示される。

 今回新しく公開された機能「GoogleScout」は検索結果のさらに関連した情報を示す機能。検索結果のそれぞれのリンクのそばにGoogleScoutのリンクが表示され、そこをクリックすると、直接ではないかもしれないが検索語と関連する情報を表示する。こうした機能としてよく知られている物としてはAlexaがあるが、サーチエンジンで採用されるのは珍しく、一気に大量の関連情報が得られるため使いやすい。

 さらにGoogleは集めたすべてのデータを「キャッシュ」として保存し、アクセスできるようにしている。そのため、検索結果として表示されたページがなくなっていたとしても、キャッシュ内容を表示させることによって情報を得ることができる、という機能もある。

('99/9/22)

[Reported by taiga@scientist.com]


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