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コンテンツ配信技術の米Akamai Technologiesは22日、同社の世界的なサーバー網とキャッシュとの間の連携を容易にする新プロトコルを開発したと発表した。同社は併せて、キャッシュ製品大手の米Novellやネットワーク機器大手の米Ciscoなど、複数の企業が新プロトコルを製品に実装することを明らかにした。
Akamaiが開発した新プロトコル「Cache Interface Protocol」は、Akamaiのコンテンツ配信サービス「FreeFlow」と他ベンダーのキャッシュ製品とで通信して配信を最適化するためのもの。FreeFlowを通じて、キャッシュにコンテンツを保存したり、キャッシュの性能をWebサイトに通知したりといったことができるようになる。Akamaiの配信サービスとキャッシュ製品を補完し、ISPやウェブサイト運営者を対象とするキャッシュ市場を拡大するとしている。Akamaiは同技術を無償提供する予定。
Akamaiは8月19日、Ciscoからの出資を受け入れ、Ciscoのネットワーク技術にAkamaiのコンテンツ配信技術を統合すると発表している(本誌8月20日号参照)。新プロトコルは、この提携に基づいて両社が共同開発した技術。Ciscoは新プロトコルを採用する最初の企業となり、「CacheEngine 500」に実装する。
また、Novellとの提携により、Novellのキャッシュ製品「Internet Caching System (ICS)」にAkamaiの新プロトコルを実装する。さらに、NovellのICSに、ウェブサイト運営者がAkamaiの配信ネットワークでコンテンツを簡単に修正できる技術「FreeFlow Launcher」を組み込んだ、「ICS Launcher」を開発する。
('99/9/24)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]