Gartner Groupは、Javaが金融機関において最も多く使用されているとの調査結果を発表した。
この調査によると、銀行、証券、保険会社と言った金融機関がJavaを使用している機関の全体の37%を占め、2004年までJavaが最も多く利用されている分野としての地位を維持すると思われる。金融機関に次いで多く利用されいるのは高等教育機関の19%、そして小売業の11%と続く。製造、健康産業、輸送業、研究機関、出版業などではそれぞれ4%から7%の利用率だった。
またJavaアプリケーションを配備する方法として、48%がインターネットを挙げ、イントラネットは37%、エクストラネットは19%を選んでおり、イントラネットやエクストラネットといったプライベートネットワークが半数以上で使用されていることが分かる。
このように金融機関でまだ発展途上にあると言ってもおかしくはないJavaが多く利用されているのは、彼らが顧客を獲得するためにオンラインバンキングなどと言った新しいサービスのための内製アプリケーションをたくさん開発しているからであり、そのためのリスクをいとわないからだ、とGartner Groupは分析している。
('99/9/24)
[Reported by taiga@scientist.com]