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【特集】

インターネットで英語の勉強

 外国製品をオンラインショッピングで買ったり、海外の取引先と電子メールでやり取りしたりと、インターネット上では英語を使う機会がある。インターネットの醍醐味はネットを通じて世界中から必要な情報を手に入れたり、時間と距離の制限を越えて海外の人たちと電子メールでコミュニケーションができることだが、英語がネックとなっては情報という宝の山も無駄になってしまう。そこで、今回はインターネットを使って英語の勉強ができるサイトやメールマガジンを紹介する。


●英語で電子メールを送ってみよう

 英語を読むには抵抗は少ないが、いざ書くとなるとどうしても力んでしまう。そんな人でも英作文でよく使われる基本的なフレーズを覚えれば用件は伝えられるはず。ここでは作文の基本になる英文構造の解説から、ホームページや電子メールによる英作文講座を紹介する。英語でコミュニケーションが取れれば世界中の人と友達になれるのだ。

■英語でEメールを書こう!
http://www.wnn.or.jp/wnn-s/e-mail/
 あいさつ表現など電子メールを書くときによく使う表現を音声とアニメで解説してくれる。「すぐに使える表現」では、そのままメールにコピーしても使える表現が多いので便利。インターネットを始めたばかりの人には、電子メールの仕組みの説明あるので参考にしよう。

■英語作文道場
http://www.geocities.com/SoHo/Square/4892/orange.html
 「英語で考える」がテーマの無料メールマガジン。週1回送られてるメールで英語の基本表現が学べる。毎月最終週の無料英文添削サービスでは、メール上で細かい添削と解説をしてくれるので投稿してみよう。ホームページのバックナンバーも充実している。有料の添削講座もある。

■Front Page
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/front-page/index.htm
 「英語」関連の総合情報サイト。「海外通販に挑戦!」のコーナーでは、注文書の書き方、注文と違った商品を受け取った際のクレーム文などの用例が豊富に紹介されている。また、「こんな表現覚えとこっ!」では会話でよく耳にするチョットした言いまわしを詳しく解説。無料メールマガジンもある。

■オンライン英語セミナー
http://black-gw.matsue-ct.ac.jp:1087/foreign/common/seminar.htm
 松江工専英語科のサイト。英文を書く時の心得としては「簡潔」「明確」「正確」など、例文を示しながら英語の表現構造を詳しく解説している。電子メール独特の表現や作文のテクニックはすぐに役立つ。初めてメールを書く人は「場面別表現集」を参考にしてみよう。

■Technical Writing World
http://www2u.biglobe.ne.jp/~kurapy/writing.html
 ライティングの基本とその技法を科学的・心理学的に分析し、紹介しているサイト。たとえば、「肯定で表現する」「各パラグラフの先頭に要約文を置く」など、具体的なテクニックを数多く掲載。電子メールを書く際のエチケットや特殊表現なども参考になる。英文ライティングが論理的に学べる。

■English Writing Workshop by Tracey Bretag (英語)
http://www.mmjp.or.jp/amlang.atc/tutor/engw_pre.htm
 オーストラリア出身のTracey Bretagさんによるオンライン無料英作文添削サービス。写真を見ながら250~300字の英作文を電子メールで送ると添削してくれる。作文するときのポイントなどの解説も。問題数は3題。

■Online Technical Writing: Online Textbook - Contents (英語)
http://www.io.com/~hcexres/tcm1603/acchtml/acctoc.html
http://www.io.com/~hcexres/
 米Austin Community CollegeのDavid A. McMurrey氏によるオンライン作文クラスのページ。「履歴書」「願書」「苦情」「注文」「推薦書」などのテンプレートが豊富なので、仕事・プライベートなどで利用できる。

■Common Errors in English (英語)
http://www.wsu.edu:8080/~brians/errors/errors.html
http://www.wsu.edu:8080/~brians/errors/
 「advice」は名詞、「advise」は動詞など、ネイティブでも間違えやすい英単語や熟語を用例を交えながら簡潔に説明してくれる。その他スペルミスを起こしやすい単語集など。

■ジュディの代筆
http://wam.ascii.co.jp/org/judy/
 テンプレートに必要事項を記入すると翻訳された英文メールを作成してくれるサイト。「カタログを請求したい」「届いた商品を返品したい」など海外のインターネット通販を利用するときに、そのまま電子メールにペーストして送れる。変換された訳文を参考に自分でも書けるように練習してみよう。


●英語のホームページを読もう

 国連の統計によると世界のホームページの約8割は英語で書かれているとのこと。インターネット上に広がるこれら無尽蔵の情報を入手しない手はない。ここで紹介する学習サイトやメールマガジンを参考にしながら、本場の英語サイトでスキルアップをしよう。

■林義雄の英語講座
http://www3.justnet.ne.jp/~yoshiohayashi/
歴史上の著名人や名著からの名言集や英語ことわざ表現が充実している。アルファベットやかたかな順に整理されているのでとても便利。一味違うメールを送るときはここから引用してみるのもいいアイデアかも。他にクイズ形式の英会話レッスンや高1~大学1年レベルの英語実力試験、英語学習用のフリーソフトの紹介など。高校の先生が作成したページ。

■2パラグラフで英字新聞を読もう!
http://www.246.ne.jp/~two-para/
 毎回世界の最新ニュースを2パラグラフ読む無料メールマガジン。まずは、見出しを頼りに記事本文を独力で読んでみる。続けてニュース英語独特の表現などを和訳・解説した「キーワード付き本文」で内容を理解し、最後にもう一度オリジナル記事を読む。たった2パラグラフでこんなに多くのことが学べるのかと驚かされる。CNNなどメジャーなメディアの記事が中心で、ジャンルも政治・経済・スポーツ・芸能と幅広い。

■Self-Study Quizzes for ESL Students (英語)
http://www.aitech.ac.jp/~iteslj/quizzes/index.html
 900問のクイズを解きながら英語の文法・読解が楽しく学べるサイト。その他、世界の地名や歴史などのクイズや、「間違え易い単語・表現」なども学べる。

■むかしむかし・・・
http://mhtml.ulis.ac.jp/~myriam/unejp.html
 「かぐや姫」や「桃太郎」などの日本の昔話を日本語・英語・フランス語・スペイン語・中国語・イタリア語・ドイツ語で読めるサイト。日・英・仏3カ国語で物語を比較できるページもあり、読解のレッスンに役立つ。場面ごとにイラストが変わるのが楽しい。

■日英対訳日本文化キーワード辞典
http://www.japanlink.co.jp/ka/home.html
http://www.japanlink.co.jp/ka/index.html
 「わび・さび」「義理・人情」など日本の文化・精神などを英語で解説したサイト。日本人の精神・祭り・芸能など幅広いジャンルをカバーしていて、語学の学習以外にも日本人を理解するために参考になる。「日本文化を英語で紹介する辞典」(杉浦洋一/J.K.Gillespie著、ナツメ社刊)のオンライン版。外国人とのパーティーの前に必見。

■White House for Kids
http://www2.whitehouse.gov/WH/kids/html/kidshome.html
 ホワイトハウスが子供向けに作ったサイト。現職大統領夫妻の生い立ちや、歴代大統領がホワイハウスで飼ったペットの紹介などが易しい英語で書かれている。ホームページから大統領夫妻や副大統領夫妻にメールを送ることもできる。


●会話表現とリスニングを身につけよう

 最近は、職場や学校で外国人と会話をする機会は少なくない。ここでは、英語でコミュニケーションをとるために必要な会話表現とリスニングが習得できるサイトを集めてみた。まずは、ストリーミングを使ってネイティブが話している内容を何度も聞いて英語のシャワーを浴びよう。

■やり直しの英会話のコツ
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/2345/
 「英語の思考」を身に付けるためのオンライン英語学習サイト。日常会話で頻繁に出てくる決まり文句75例を収録。文法や構文のレッスンから英語を読む・話す訓練まで英語を体系的に学べる。無料メールマガジンもある。

■英語表現辞典「あ、これって英語でなんて言うんだ?」
http://www.alc.co.jp/ehj/index.html
 「そんな気がしなくもない」「お言葉ですが」など辞書には載ってなさそうな英語表現を集めた「なるほど!英語表現データベース」は要チェック。暗記すればスムーズに会話ができること間違いない。また、お金・スポーツ・天候などをテーマに日常会話表現を細かく例示している「すぐに使える!状況別英語表現集」も参考になる。

■1週間でできる日常会話入門
http://www.alc.co.jp/ae/ae9903/aeuhome.html
 日常英会話で重要なキーフレーズを一日2ずつ覚えるページ。政治・文化・芸能など旬なトピックを短い対話形式のテキストで学ぶ。アルク社の雑誌「Active English」の連載。

■Learning Oral English OnIine (英語)
http://www.ehq.com/li/book/
 アメリカで生活するために必要な会話フレーズがRealAudioで聞ける。アパート探しやショッピング、デートなどのトピックで、文章全てに音声が付いている。英語を母国としない学生のために作られたオンライン英語レッスン。

■30音でマスターする英会話
http://www.awa.or.jp/home/uda/ 
 カタカナ発音と実際の発音の違いをわかり易く説明してくれる。たとえばりんごの「Apple」を英語で発音するときには「アップル」ではなく、口を「え」の字にして「あ」と発生するとよりネイティブに近くなるなど。課題文をテープに録音して送るとメールで「発音ランク」とアドバイスを送ってれる(有料)。

■イギリス英語学校のジーン先生が教える英語講座!
http://upfront-web.com/crt/
 クイーンズイングリッシュが楽しく学べる無料メールマガジン。まず語彙と日常会話に関する英語だけのショートレッスンが送られ、翌日日本語による解説メールが届く。配信は月曜から木曜まで毎日。有料の添削講座もある。

■Randall's ESL Cyber Listening Lab (英語)
http://www.esl-lab.com/index.htm
 RealPlayerを利用して短い会話文を聞き、ホームページ上のクイズに答えながら英語を学ぶサイト。初級から上級までのコースがあり、日常で遭遇するさまざまな場面のストーリーが体験できる。また、「Short Listening Exercises」のコーナーでは英語による動物の鳴き声やアメリカ人のスラングなどが聞けて楽しい。

■Hear the words that changed the world / historychannel.com(英語)
http://www.historychannel.com/speeches/index.html
http://www.historychannel.com/cgi-bin/framed.cgi
 ジョン・F・ケネディ、マーチン・ルーサー・キングなど世界の歴史を変えた人物の名スピーチが聞ける。ポール・マッカートニーやエリザベス女王など政治以外の分野の著名人による音声も多数収録されている。要RealPlayer。

■English Phrase Cellection
http://www.geocities.co.jp/Berkeley/3742/index.html
 映画のせりふをデータベース化したサイト。はじめに「My」とか「If」といった文頭にくる単語を選び、その後調べたい単語・イディオムを入力すると計17万表現の中から検索してくれる。映画の中の聞き取りにくい表現があれば、ここでチェックしてみよう。

('99/9/27)

[Reported by kokubu@impress.co.jp / Watchers]


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