■URL
http://www.liquidaudio.com/company/press/archive/9_22_99a.html
米LiquidAudio社は、独立系のミュージシャンやレコードレーベルを対象に、インターネット上で音楽配信を行なうためのプログラム「Liquid Platinum」を発表した。年間99ドルの参加費用で、Yahoo!など200以上のサイトで自分の音楽を販売することができる。
Liquid Platinumでは、LiquidAudioフォーマット用のエンコーディングツール「Liquifier Pro」を提供するほか、作品のホスティング、販売までを請け負うサービス。年間99ドルの費用で25MB(約5曲分)を1年間登録できる「Starter Package」のほか、年間237ドルで75MB(約15曲分)登録できる「Indie Package」などのコースが用意されている。「Liquifier Pro」は、音楽データのエンコード機能のほか、クレジットやライナーノーツ、画像データを加えることができるツール。電子透かしなどの著作権保護機能も備えている。Liquifier Proによる作成した音楽コンテンツは、Liquid社による音楽紹介サイト「Liquid Music Network(LMN)」のほか、Yahoo!、TowerRecordsなどのサイトで販売可能とのこと。課金システム等はLiquid社側で持ち、曲提供者には、年4回、売上による収入を分配する。
なお、Liquid社によると、1曲あたりの販売額の設定は、典型的なパターンで1ドルから2ドルの間とのこと。そのうち曲提供者側の取り分は、LMN上で販売した場合、価格の49%、自分自身のサイトで販売した場合は74%だという。
('99/9/27)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]