■URL
http://www.allnet.ne.jp/partnership/
タイタス・コミュニケーションズ、日本シスコシステムズ、伊藤忠テクノサイエンス(CTC)の3社は28日、CATVインターネットのためのソリューションをCATV事業者向けに提供する共同事業「ALLNET Partnership」において提携することで合意したと発表した。
タイタスではすでに千葉県柏市、神奈川県相模原市など、自社CATV局のサービスエリアにおいてCATV回線を利用したインターネットサービスを提供している。今回の共同事業では、同社がこれまで蓄積してきたノウハウやインフラを生かし、他のCATV事業者がインターネットサービスを開始するのをバックアップする。タイタスがバックボーンの提供およびネットワークの運用・管理などを行ない、日本シスコがネットワーク機器やケーブルモデムシステムなどのソリューションを提供。CTCは、システムインテグレーションやサポート業務などを担当する。ALLNET Partnershipを利用することで、各CATV事業者が自前でネットワークを構築する場合に比べて、3割から5割程度のコストでCATVインターネットが開始できるという。なお、実際にユーザーに提供されるサービスについては、ALLNETブランドで料金などの仕様を統一していく方針だ。
まず関東地域で事業を展開する。現在、調布ケーブルテレビジョン(東京都調布市)、いちかわケーブルネットワーク(千葉県市川市)など、10社以上と交渉を進めているとしている。2000年からは段階的にエリアを拡大し、3年以内に30社/10~15万世帯へのサービス提供を目指す。
('99/9/28)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]