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http://www.microsoft.com/presspass/press/1999/Sept99/AkamaiPr.htm
米Microsoft社は、コンテンツ配信サービスの米Akamai Technologies社と提携し、AkamaiのネットワークにMicrosoftのソフトウェア技術を組み込むと発表した。さらにMicrosoftは、Akamaiに1,500万ドルを出資したことを明らかにした。
両社の提携により、Akamaiのコンテンツ配信サービス「FreeFlow」にMicrosoftのストリーミング配信技術「Windows Media Technologies」を組み込み、同形式のコンテンツをAkamaiの顧客に配信する。また、Microsoftのストリーミングメディア部門は、Akamaiからコンテンツ配信サービスを購入し、インターネット利用者に提供していく。
さらに、両社では、提携の一環として、Akamaiは「Windows NT」にFreeFlowを移植する。これにより、Akamaiは、FreeFlow用のサーバーを設置するISPやプロバイダなどの提携会社に、Windowsベースのサーバーを提供していく。
Akamaiは、大規模なトラフィックを分散させて、ウェブサイトのコンテンツを効率よく配信するサービスを提供する企業。現在、世界15カ国の通信会社25社に、900台以上のサーバを提供している。7月21日には、米Appleの「QuickTime」をAkamaiのネットワークに統合したインターネット放送ネットワーク「QuickTime TV」を構築すると発表している(本誌7月22日号参照)。
('99/9/28)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]