■URL
http://music.bamerica.com/
http://www.bamericamail.com/
オンラインショッピングのバーゲンアメリカは29日、新サービスを10月1日から開始すると発表した。
同社は、これまで日本向けには香水やビタミン剤などを中心に販売してきたが、今回音楽CDの販売も開始する。これに伴い、これまでのサイトとは別に新しく音楽CDを専門に販売するサイトを立ち上げた。米国で発売されている30万タイトルのCDをそろえ、そのほとんどを米国の定価以下で販売する。商品を探す場合は、アーティスト名、アルバムタイトル、カタログ番号のいずれかで検索することが可能で、これが分からなくても音楽ジャンルカテゴリーから探すことができる。また、RealAudioにより試聴も可能だ。商品到着は、注文してから5日から10日ほどかかる。配送料金は、最初の1枚目が5.99ドル、その後1枚につき1.99ドルが加算されるが、5枚1度に買うと3ドル値引きされるなどディスカウント制度がある。なお、問い合わせや苦情などは日本語の電子メールで対応する。
バーゲンアメリカでは、米国での音楽CDの販売をすでに開始しており、月間約30~40万ドル販売しているという。Tom Sato最高執行責任者は「日本向けの販売を開始したことで、月間100万ドルぐらいの販売規模にしていきたい」としている。
このほかのサービスとして、電子メールマガジン事業を拡大させる。96年春以来、同社では週刊で「バーゲンアメリカマガジン」(購読者数5万人)を無料発行してきた。これに新しく、音楽最新情報を提供する「バーゲンアメリカミュージック 」、芸能・流行・生活の最新情報を主婦の視点から紹介する「ミセス・シエスタ」、オンラインソフト紹介の「GIGabytes Downloaders」、ワイン専門マガジン「ヴァンヴィーノ」など8誌を加える。いずれも週刊で購読料は無料。さらに、年末までには合計20誌に増やす予定となっている。
また、今回の事業拡大のため100万人以上にメールを同時配信できるシステム「バーゲンアメリカ・マガジンスタンド」をトライコーンと共同開発した。このシステムを使って、電子メールマガジンの配信サービスも開始する。新規にメールマガジンを発行しようとしている企業に代わり、募集、受け付け、プロモーション、配信などを行なう。
('99/9/29)
[Reported by betsui@impress.co.jp]