■URL
http://www.jsda.or.jp/html/oshirase/internetwg/index.html
日本証券業協会は29日、「インターネット取引において留意すべき事項について」のガイドラインを発表した。
これは、インターネットを利用した証券取引について、証券各社が留意すべき事項や具体的な方策についてまとめたもの。インターネット取引は、実際に店舗に出向いて行なう通常の取引よりも、なお一層投資家の自己責任や自己判断を求めなければならないという。
過度に投機的な取引が行なわれないようにするための具体的な方策としては、例えば、1日あたりの取引限度額を設けることや、1日あたりの取引件数、取引数量を制限することが挙げられている。また、違法性取引についても指摘。注文株数が異常に多くないか、指値注文価格が異常に乖離していないかなどをチェックする必要があり、本人かどうかの認証やインサイダーの取引も十分注意するように求めている。
このほか、システムの信頼性やセキュリティー、問題があった場合の対処方法などさまざまに挙げられており、文字通りオンライン証券業の基本指針といえよう。
('99/9/30)
[Reported by betsui@impress.co.jp]