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■URL
http://www.ba.com/nr/1999/Sep/19990929001.html
米地域通信大手のBell Atlanticは9月29日、ニューヨークにおける長距離通信の事業認可を、米通信委員会（FCC）に申請したと発表した。長距離通信への参入が認可されれば、1996年に電気通信法（Telecommunications Act）が施行されて以来、BellAtlanticは地域通信と長距離通信の双方を提供する、初のベル系地域通信会社となる。
Bell Atlanticは、地域通信網を競合他社に開放することなどの認可基準を記載した、電気通信法のチェックリスト14項目に合致することを詳細に調査した上でFTCに申請した。このチェックリストを満たすことが、ベル系地域通信会社が長距離通信を認められる基準となっている。
Bell Atlanticは1997年2月以降、ニューヨークの公益事業委員会と協力し、長距離通信の調査を開始。調査期間には、同社のシステムを競合他社に開放し、他社通信網との相互乗り入れ、および顧客の他社サービスとの切替えなどの試験を実施。米会計会社Peat Marwickが監督した調査では、855におよぶ試験基準の99.4％以上を満たしており、FCCが認可するのに十分な証拠を提供したとしている。
FCCは、今後90日間にわたりBell Atlanticの申請を調査する。FCCが最終決定を下す前に、ニューヨーク公益事業委員会と米司法省が、FCCへの勧告を行なう予定。
('99/10/4)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]