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■URL
http://www.neweb.ne.jp/welcome/new/19991005-11.html
KDDは5日、NTTの東西地域会社が提供する「IP接続サービス（仮称）」に対応したインターネット接続サービスの概要を発表した。同社の「NEWEB」で、初期費用500円、月額2,500円の定額制サービスを11月以降に開始する。IP接続サービスは月額8,000円程度で提供することで検討に入っており、これらを組み合わせれば月額1万円程度でインターネットの常時接続環境が利用できることになる。
NTTのIP接続サービスは、インターネット接続専用の定額制ISDNサービスを提供するもので、東京と大阪の一部地区で11月より試験サービスを開始。当初は各地区それぞれ10社のプロバイダーが参加し、これをアクセス回線としたインターネット接続サービスを提供することになっている（本誌8月25日号参照）。しかし、参加プロバイダーや料金について現時点でNTTからの正式な発表は行なわれていないため、参加する見込みのプロバイダー側でも発表を控えている状態だ。そのような中、今回KDDは、他社に先がけてサービスの概要を明らかにした。
KDDによると、東京地区では当初から参加する10社の中に入ることがほぼ決まったようだとしており、IP接続サービスの開始に合わせ、準備が整いしだいNEWEBの対応サービスを開始する。また、大阪地区でも追って参加する予定だという。試験期間中の募集ユーザーは、各地区100名程度。NEWEBでは現在、通常のダイヤルアップ接続サービスとして月額1,850円で時間無制限のコースを設けているが、今回のIP接続サービスでは、NTTの収容局に設置する設備などが新たに必要になることや、常時接続での利用となることなどから、通常のダイヤルアップ接続サービスより高めの料金設定にした。
なお、KDD以外のプロバイダーでは、So-netがIP接続サービスに参加する方向で準備を進めていることを明らかにしている。So-netでは、試験サービス期間中の料金については通常のダイヤルアップ接続と同じ、月額5,000円で時間無制限、3,000円で150時間まで－－などのメニューを適用する予定だという。
('99/10/5)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / 金丸雄一]