携帯機器向けのセキュリティ技術を提供するSonera SmartTrustと、携帯電話大手のEricssonは12日、ジュネーブの「Telecom 99」において、WAP機能を備えた携帯電話向けに、安全な電子商取引を可能にするデジタル署名技術を発表した。
両社のデジタル署名技術は、携帯機器からインターネットを利用する規格「WAP」と、主にヨーロッパで使用されている携帯電話の規格「GSM」をベースとしている。
Sonera SmartTrustは、公開鍵インフラ (PKI)、デジタル署名および1,024ビットのRSA暗号をベースとする、携帯機器向けのセキュリティ技術を開発している。
両社は、Ericssonの携帯電話機「R320」にSmartTrustのデジタル署名技術を組み込み、Telecom 99でデモを行なう。この技術により、携帯電話会社やサービス会社が、WAP環境で安全な商取引サービスを顧客に提供できるとしている。
('99/10/14)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]