音声・動画コンテンツの配信会社iBEAM Broadcastingは14日、3度目の融資となる総額4,200万ドルの出資を受けたと発表した。今回の出資により、ストリーミングメディアを配信するiBEAM Networkを同時に利用できるユーザ数を、現在の30万人から2001年までに100万人以上に拡張する計画。
iBEAMは今回、新たにCovad Communications、Microsoftからの出資を受けた。また、従来からの出資会社Intelから増資を受け、IntelはiBEAMの最大勢力となった。同社にはこれまで、CrossPoint Venture PartnersやMedia Technology Venturesなどのベンチャー投資会社、スタンフォード大学などが出資している。
iBEAMのネットワークは、通信衛星に接続したサーバからなる分散ネットワークにより、高品質のストリーミングメディアを、数十万人のユーザーに同時に配信できる。Microsoftの「Windows Media」、RealNetworksの「G2」など、主要なストリーミングメディア形式に対応し、ライブとオンデマンドの双方のメディアに対し、品質を保証する。
同社は併せて、Bloomberg、LAUNCH.com、AtomFilmsの各社とコンテンツを配信することで提携したことを明らかにした。
('99/10/15)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]