■URL
http://www.aspindustry.org/ (ASP Industry Consortium)
NTTデータ株式会社らIT/通信関連企業約50社によるコンソーシアム「ASPインダストリ・コンソーシアム・ジャパン」が11月1日に正式に発足する。同コンソーシアムは、'99年5月に米国で設立された「ASP Industry Consortium」の認定を受けた機関で、日本市場でのアプリケーション・サービス・プロバイダー(ASP)事業の普及、市場開発を目的に設立される。現在、NTTデータのほかに、伊藤忠テクノサイエンス、大塚商会、サン・マイクロシステムズなどが参加を表明している。
主な活動は、地域情報システムや医療情報システム分野などでのパイロットプロジェクトの企画/推進を行なう「ベスト・プラクティス分科会」、ASPソリューションの普及活動を行なう「プロモーション分科会」、技術・研究推進支援を行なう「リサーチ分科会」などの各分科会を設置して活動を進める。また、将来的には、ASP市場でのガイドラインの制定、標準化作業などを行なう予定とのこと。
同コンソーシアムでは、ASP事業者の条件として「ユーザーにシステムを販売するのではなく、賃貸契約でアプリケーションの使用を提供する」「ASPでは主としてパッケージソフトをインターネット、VPNなどのWANを通じて提供する」などと定義を定めており、現在、参加企業を募っている。
なお、ASP事業については、米国でIntel、Oracle、Microsoft、IBM、Ciscoなどが相次いで参入しており、今後、市場の拡大が望まれている分野である。
('99/10/21)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]